2024年大会のご報告
“能登和倉国際女子オープンテニス 2024 復興支援大会”は、無事終了することができました。皆様からの沢山のご支援、ご声援のおかげです。心より感謝申し上げます。
スポーツを通じて心の復興へと繋がることを願い、少しでも被災地の力になれればという一心で準備を始め、大会最終日まで駆け抜けました。
能登半島地震による被害に加え、大会直前に能登半島を記録的な大雨がまた襲いました。出場選手や審判など大会関係者が、大会開催地まで来られないという状況に一時はなりました。金沢駅から羽咋駅までは来られるということで、バス、オフィシャルカーでピストン輸送をして、なんとか無事最終日を迎えられてホッとしています。
<大会直前の大雨の影響で出来た水たまり>
<大会風景>
<シングルス表彰式 左から茶谷七尾市市長、清水綾乃、伊藤あおい、南野陽子、佐藤直子>
<ダブルス表彰式 左から佐藤直子、小堀/清水、伊藤/佐藤、南野陽子>
また被災地の方々の心を、少しでも癒すことが出来ればという思いで、大会と並行して開催した、復興支援イベント”七尾の夕べ”では 130 人もの方々にテニスコートという非日常の場で心地よい夕暮れのひと時を楽しんでいただきました。イベントの最後に全員で「上を向いて歩こう」を歌った瞬間は、会場全体に一体感が生まれ、言葉では表せない気持ちに包まれました。このひとときが、少しでも被災地の皆様の心に届き、癒しの一助となったことを願っております。
<七尾の夕べ>
当初、オフィシャルホテルを使用する予定でしたが、復旧が遅れ、大会スタッフや選手の宿泊施設が確保できない状況となりました。地元の皆様のお力をお借りし、複数の宿泊施設を手配しましたが、その費用が予定を大幅に超えることとなり、支援金の一部をそちらに充てさせていただきました。
また、大雨の影響も相まって、交通手段の確保にも多くの資金が必要となりました。さらに、被災地の方々に少しでも元気を取り戻していただけるよう、各種イベントを開催し、その費用にも支援金を活用させていただきました。
皆様のご支援により、これらの活動が可能となりましたこと、改めて感謝申し上げます。
最後になりましたが、改めて皆様からの温かいご支援、ご声援に、心より感謝申し上げます。皆様のご厚意が、私たちにとって大きな力となり、深く励まされました。おかげさまで、大会を無事に開催することができ、復興に向けた一歩を踏み出すことができました。まだまだ復興への道のりは長いですが、皆様のお力添えが、少しでもその歩みに繋がればと願っております。来年も、さらに多くの方にこの地を訪れていただけるよう、そして大会が地域の再生に貢献できるよう、全力を尽くしてまいります。どうか、今後とも変わらぬご支援、ご声援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
能登和倉国際女子オープンテニス実行委員長&ディレクター
佐藤直子